組木屋作品紹介
気に入っていただけましたら、是非自作してみてください。
トイレサイン
デザイナー：上田 クラフター：上田
【今までに制作した樹種】MDF、カリン＋サワグルミ、ウォルナット＋オニグルミ。
・新しい「トイレサイン」のご提案
おしっこをして、うんちをして、手を洗うところ、その「トイレ」はここです、というサイン。
【目次】
大小兼用で、かつ男女兼用であることも同時に示すことができ、一般家庭のトイレに、うってつけのデザインではないでしょうか。なかなか、斬新で画期的な「トイレサイン」に仕上がっていると思います。（自画自賛）
・トイレサイン（第１号）、誕生秘話
2016年に引越しをしたのですが、はじめてのお客さんが来るたびにトイレの場所を説明するのが面倒だったようで、
奥様「トイレがわかるようにして。」
上田「どんなのがいい？」
奥様「トイレってわかればいいから。」
上田「...んじゃ、考えてみます。」
ということで、作ってみました。
当時、カタカナを覚え始めた長男に見せたところ、
上田「これ何かわかる？」
長男「・・・あっ！（ユーレカ！）」
って感じで、えらく気に入ってくれたようで、しばらくは、誰かが来るたびに自慢をしてくれました。
とても、うれしかったです（まる）
・組木？にしよう（トイレサイン、第２号）
第１号は自宅用に作ったもので、MDFという材料を切って、色を付けて、接着して、ニスで仕上げました。実用上まったく問題ないのですが、接着して動かなくしてしまうと、組木屋さんでいうところの「組木」ではないな、と。何とか接着しない組木作品にしたいな、と。で作ってみたのがこれです。
（カリンとサワグルミと、一番下の台座はMDF。オイル塗装仕上げ。）
組み立て、分解可能で、ひっくり返しても落ちません。接着固定はしていません。
写真で分かりにくいですが、各部材を斜め切りしています。（いっきに糸鋸盤加工の難易度が上がります。）
クッション材を挟み込んで組み立てると、内側の部材がぷかっと出てきて、押すとちょっとだけ凹みます。
（組み立てではめ込む部分は、簡単にはずれないようにギリギリを狙って、さんざん微調整しました。）
・よりユニバーサルに（トイレサイン、第３号）
「老若男女問わず誰でも」というユニバーサルデザインな感じを、いっそう醸し出そうと思い、人の顔を、男の子と女の子と大人の人っぽく替えてみました。それから「レ」の人の頭の上の隙間が気になって、帽子の上に「猫」を載せてみました。組み立て方はちょっとシンプルに。
（ウォールナットとオニグルミと、一番下の台座はMDF。オイル塗装仕上げ。）
顔とか猫とか、ちょっと細かくしすぎた感が否めません。しかも斜め切り。難しすぎました。自分で描いた図面のライン通りに切れず、細かく削って微調整が必要でした。
・「トイレサイン」自作の勧め
組木屋「トイレサイン」２・３号たちは、無駄に難しく、手間がかかる作り方にしてしまったので、作品の販売はせず、糸鋸加工用の図面データを販売させていただきます。
もしこのデザインを気に入っていただけましたら、自作して楽しんでいただけましたら幸甚に思います。
（糸鋸盤をお持ちでない方でも、木材でなく、色画用紙・厚紙なんかで作っていただいても実用可かと）
糸鋸の達人の方には余計なお世話ですが、初心者の方には、いきなり斜め切りとかにチャレンジするのではなく、まずは加工難度の低い方法で制作されることを、ほのかにお勧めします。曲線が細かすぎると感じられたら、拡大変更して制作いただくのも有りかと。
「顔が〇」の図面と「人と猫」のデザインの図面と、２枚セットの図面データを販売しております。
「ショップ」からチェック！してみてください。