組木屋(kumikiya)について
組木屋(くみきや)とは、
【目次】
組木作品をデザイン・制作・販売する、個人事業の屋号です。
ほそぼそと営業していきます。
組木屋の人々
上田:組木屋の屋主です。
デザイナー(設計者)、クラフター(制作者)、 WEB製作者、ベンダー(販売者)、など、いろいろやっていきます。WEB上で「私」とか「僕」とか「自分」とか「屋主」とか「組木屋」とかの一人称表記は、特記なき限りすべて「上田」のことです。
主な作品:猫の箸置き、猫の組み積み木、十二支のジャングル、がらがらの木、トイレサイン、カッティングボード(いろいろ)、組木屋たいる(アメーバ)、など
Nobuさん:デザイナー。パズルっぽいものが多い。
主な作品:3本組木(大中小)、ずらし3本組木、卍の組み積み木、3本組み積み木、ジグソー組み積み木、組木屋たいる(アヒルとペンギン)、など
はるのさん:デザイナー。幾何学的な感じのものが多い。
主な作品:2dCube、4dCube、6dCube、組木屋たいる(凸凹ペンタ・678)、など
枝葉さん:デザイナー。主にアクセサリーとか。
主な作品:メビウスの指輪、ハーツ(4U)、蝶々のペンダントトップ、など
※「主な作品」として記載したものは、諸事情(クラフターもWEB製作者も一人しかいない、とか)により未発表のもの(作品名は仮称です)が多々ありますが 、少なくとも試作は完了したものです。できれば順次、商品化したいと、思ってはおります。
この他に、デザインだけはあるんだけど、試作も未済のものがけっこう多くあります。諸事情(クラフターの腕が未熟とか、製作できる設備がないとか、そもそも作り方がわからない、とか)によります…。
組木(くみき)とは、
「組木」の定義:「2つ以上の木片を組み合わせたもの、もしくは組み合わせるもの」と、組木屋独自に定義します。
ただし、木片を組み合わせたものであっても、それらを接着・接合したものは、(1つの木片と数えられるので)ここでは組木には含まないものとします。(寄木細工、木象嵌などは、だいたい接着してるのかな?)
”組”という字を動詞ととらえて、動きのあるもの、組んだり外したりして遊べるもの、というのが組木屋でのイメージです。
組木と呼ばれるものにも、けっこういろいろな種類があるので、
以下、組木屋なりに(主にその形態で)分類してみます。
<組木の分類>
① 伝統木造建築の木組(組木)木材を組み合わせてつなげることを一般的に「木組(きぐみ)」もしくは「組木(くみき)」といいます。
「木を組む”こと”」およびその技術のことを「木組(きぐみ)」、
「木を組んだ”もの”」のことを「組木(くみき)」と呼ぶことが多いように思います。
昔から木を組み合わせる、さまざまな方法が考えられてきました。(遊ぶためのものじゃないけど。)今みても「これを考えた人ほんますごいなぁ」と思うものが多々あります。
継手、仕口、組物、(学生の頃、伝統木造建築の組物の模型を作ったのですが、実物も写真もない...)
② 2D組木 平面的なデザインで木を組み合わるもの。組み木(小黒三郎さんが有名、というより創始者といっても過言ではないのでは。送り仮名の”み”を入れて表記されることが多い。)、組木絵・インターシア(接着してないもの)など。タイル遊び、タングラム、寄木、なんかも含めてもよいかも。糸鋸盤を使用した工作をされる方に、ファンが多いジャンルかと。
猫の組み積み木、十二支のジャングル、組木屋たいる、など
③ 2.5D組木 基本的には平面デザインなのですが、3次元方向にも何かしらの操作を加えているもの。重ねるために切り欠くとか、ずらして重ねるとか。組木屋作品では、2Dにも3Dにも含めづらい、中途半端なものを2.5Dとしただけ、ともいえます。組子細工、など。
2dCube、4dCube、6dCube、など
④ 3D組木 木を立体的に組み合わせるもの。伝統木造の木組を基に”遊び”を加えたものなどが多いよう。日本のものだけではなく、北欧のログハウスの組み方から発展したものなんかもあります。(私を含め)パズル好きの方々に根強いファンがいるジャンルかと。
n本組木、立体組木パズル、斜め組木、組木細工とか。
3本組木(大中小)(ずらし)、卍の組み積み木、つながる組み積み木、など
②’~④’ 組み積み木 ②~④のうち、特に積み木として遊ぶことを想定してデザインしたもの。「組み積み木」という呼び方は、たぶん小黒三郎さんが最初に提唱されたのではないかと思います。たまたま、小黒さんのブログ(なんと手書き)で拝見して、組木屋でも採用させていただきました。「組み積み木」が、まだ一般に浸透していない言葉なので、作り始めたばかりの組木屋のページが、Google検索でトップにきました。今後も、広く普及させるべく、微力ながら努めてまいる所存です。
猫の組み積み木、2dCube、卍の組み積み木、つながる組み積み木、など
⑤ 不可能物体 もちろん、ほんとうに不可能なものなど作れないのですが、3次元+作る手順(時間軸)の4次元で思考できる人に、一瞬でも「これって不可能じゃね?」と思わせるような不思議があるもの。(赤ちゃんが「がらがらの木」をみてもその不思議さは理解できないと思います。)日本の建具(障子)を作る伝統技術に「地獄組」というものがあるのですが、それも不可能物体と呼んでもよいかと。
メビウスの指輪、がらがらの木、ハーツ(4U)、蝶々のペンダントトップ、など
組木屋のこだわり、
「こだわり」とは元々良い意味でつかわれる言葉ではなかったようですが、何かにこだわることが個性につながるという側面もあると思います。
組木屋で制作・販売する作品は、以下のことにこだわっていこうと考えています。
① 木を生かすこと
② 手作りであること
③ オリジナルのデザインであること
④ パズル好きの方の期待を裏切らないこと(私自身パズル好きなので)、とか。
上記はあくまでも、組木屋としての、今のところの、こだわりです。
(経営方針と言い換えてもよいかもしれません。)
がしかし、「こだわりは捨てるためにある」ともいいますし、今後どうするかわかりません。
実は、私自身個人的には、まったくこだわりはありません。
「猫の箸置き」とか「メビウスの指輪」とかアクリル樹脂で作ってみたりしましたし。機械加工向きの作品は、設備をもっているところに作ってもらいたい(売り込みたい)と思ってますし。オリジナルじゃない3D組木も、いくつか趣味的に作ったりしてます。
パズル好きには「アンフェアだ!」といわれそうな、一旦割って接着した、不可能物体的な作品もあります(←これは販売しませんのでご安心ください)。
組木屋ブランド・ロゴマークについて、
組木屋ではオリジナルの「ロゴマーク」をいくつか考えて、「ブランド」として作品に焼入れたり描き込んだりしています。詳細は、こちらのブログ記事を参照ください。
組木屋のWEBサイトについて、
WEB製作者上田が、デザイナーやクラフターやベンダーにせっつかれながら、
ひとりでぼちぼち作成・更新しています。