「手作り」と「機械加工」の違い、それと「組木屋の経営方針」
「手作り」の類語としては、手仕事、お手製、手工芸、ハンドメイド、ハンドクラフト、といったところでしょうか。 それに対する「機械加工」は、機械生産、マシンメイド、とか。 単に「製造、製作」といったら機械生産することを指すかと。 手作りの場合は「作成、制作」が使われることが多いでしょうか。 木工において、「手作り」と「機械加工」とでは何が違うのでしょうか。 (まずは、その境界はどこ?という意味で。) 「手作りは、機械(電動工具)を使わない」としたら、どうでしょう? いやいや。いまどき、電動工具をいっさい使わないモノづくりなんてないでしょう。 極端な話、製材するのに電動工具が使われてたら「手作り」とは呼べないのか、ってなことになってしまいますし。 では何をもって「手作り」と「機械加工」とを区別するのか、組木屋なりに考えてみました。 それは、 「精度を出すために調節するのが、「手」なのか「機械」なのか」 ぐらいではないかな、と考えます。 機械(電動工具)を使っていても、手で微調整をしないことには精度が出せないような工作は、手作りの範疇と考えて良いのではな