ペンローズタイルとは(その3)
「ペンローズタイルとは(その1)」「ペンローズタイルとは(その2)」という記事で、ペンローズタイルの特徴、「P1,P2,P3」の3種類があること、「P1」について、「P2」について、「強非周期充填」「マッチングルール」「膨張収縮」「MLD」などの概念について、ざっと説明をし、最後に「P2」から「P3」を導出する方法を示した。 その続きで、「P3」について説明していく。 ・ペンローズタイル P3(シンとファット) 現在「ペンローズタイル」として一番よく目にするのは、2種類の菱形タイルによる「P3(シンとファット)」だと思われる。ネットで画像検索すると「P3」のパターンが一番多く表示されるかと思う。 ネットで見られる、タイルを並べたパターン(充填形)を示した図では、マッチングルールが省略されていることが多い。上図では「マッチングルール」も重ねて表示したものを示した。どこもルールを破らずに充填されている。 (マッチングルールを破った並べ方をしたものでも「ペンローズタイル」として紹介されていることがしばしばあるので、注意して見てみていただきたい。) 2種