ゼブラウッド
銘木図鑑の第22回。トップレベルに個性的な銘木、「ゼブラウッド」を紹介します。 「その名の通りシマウマのような模様が特徴の個性的な銘木」 【別名】ゼブラノ・ジンガナ 【科目】マメ科 ミクロベルリニア属 広葉樹 【組木屋作品】メビウスの指輪、ハーツ(4U)、猫の箸置き、など 【評価】見た目の個性が非常に強い木なので、人によって評価は分かれますが、この縞々模様に惚れ込んでしまった人にとっては、最高の銘木になるかと思います。 その特徴的なシマシマ模様(縞杢(しまもく)と呼ばれます)ですが、縞の間隔が広いものもあれば狭いものもあり、割と規則的な感じのものもあればランダムなものもあったりと、けっこう個体差が大きくあります。 伐採後の乾燥にはすごく時間がかかって、反りや狂いや割れが生じやすい。また、白太部分は虫害を受けやすくて、そこから雨水が入って腐れや変色も起こりやすい。そのため材木屋さんにとっては、なかなかに扱いにくい樹種なようです。 ただし、組木屋みたいに、十分に乾燥した小さな材を入手して小物を作るだけならば、あまり問題はありませんが。 組木屋評価とし