デザートアイアンウッド
銘木図鑑の第13回。今回は知る人ぞ知る高級材「デザートアイアンウッド」の紹介。 「永い年月によって生まれた、ほとんど化石みたいな超硬質・超高級木材」 【別名】砂漠鉄木(さばくてつぼく) 【科目】マメ科 オルネイア属 広葉樹 【組木屋作品】メビウスの指輪、など 【評価】アメリカのアリゾナ州からメキシコ北部にかけてのソノラ砂漠に埋もれていた、もしくは立ったまんま石化しかけたようなマメ科の木、ということらしい。 デザートアイアンウッドという呼び名は、”Olneya tesota”という一種を指すことが多いようだが、特定のものだけではなく総称的に使われることもあるようで、個体差が大きい。(写真左の黄色っぽい材は、デザートアイアンウッドのバール材として入手したものですが、色合いがかなり違って、比重も若干小さそうだったので、ひょっとしたら別種かも。) 天然の木材としては、スネークウッドと並んで最も高価な材の一つ。これより高価なものは、人工的に手を加えたスタビライズドウッド(元々高価な杢材をさらに加工している場合が多い。)やインド産の白檀(木材としてではなく香