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猫の組み積み木


作品紹介の第1回は、組木屋の代表傑作(と勝手に言ってしまいます)「猫の組み積み木」を紹介します。

猫の組み積み木とは

組み木としても積み木としても遊べる作品です。組木屋上田がデザインしました。

クラフター上田が、糸鋸盤でいっこいっこ加工しています。

基本的な遊び方

子供には、特に先入観をあたえずに、勝手に遊んでもらうのが一番良いのではないか、と思います。

枠から出してまた戻すだけでもパズルみたいに楽しめますが、きっとその他にもいろいろな遊び方をしてくれるだろうと思います。

大人が本気で遊ぶとこうなる

たぶんしばらくしたら子供は飽きてしまいますが、「猫の組み積み木」のポテンシャルはそんなものではないはず。「大人が本気で遊んだらこんなにすごいんだぜ!」というところを見せつけてやりましょう。

※写真は大人(上田)が遊んだ例です。すべての個体で同じ積み方ができる、と保証するものではありませんのでご注意ください。下に敷いている黒いものはゴムマット。摩擦が重要だったりします。かなり微妙なバランスでぎりぎり成り立っているものや、偶然、奇跡的に成功しただけのもの、なんかの写真も載せています。さらにいうと、下から順番に積むのが不可能な積み方もあります。ちょっとしたテクニックを使っているのですが、それを考えるのも楽しみの一つ、ということで。(ご飯粒とかでくっつけたりはしておりません。上田には腕が16本ある、とかいうこともありません。)

平面充填可能なデザイン

(加工の誤差を無視すれば)まったく同じ形の猫を、無限に組み合わせて並べていけるようなデザインになっています。数学用語でいうと、「p4」という対称性の型(文様群ともいわれる)をもった充填パターンになります。(16匹を基本のセットとしてますが、何匹ならべてもOK。4匹セットが「猫の箸置き」です。)

足と尻尾と耳をそれぞれ角ばらせれば、完全に隙間なく並べられる(平面充填可能な)形になるのですが、見た目、遊ぶ時の手触り、加工性などのため、ちょっと丸くしています。

作品の仕上げ

糸鋸で切断した面は、出来れば切りっぱなし仕上げとしたいところですが、焦げたりしてどうしても汚くなってしまったところは、一部削って修正しています。(削れば削るほど形が変わってしまうので、極力削りたくないのですが...)

角は面取り(糸面程度)をして、全体的に軽くヤスリかけをしています。

最終仕上げとして、オイル塗装で仕上げをしています。

(組木屋では今のところ、オスモカラーエキストラクリアー(つや消し)というオイルを使用しています。)

猫の組み積み木の歴史(バージョン)

現在の猫の組み積み木は、バージョン3.1です。

もともとは「猫の箸置き」として4匹だけを組み合わせられるものを考えたのですが、それがバージョン1.0です。

その後、無限に組み合わせていけるように改良したのが、バージョン2.0で、16匹を基本の組み積み木としました。

バージョン2.0までは、自由曲線で描いていたのですが、それを直線と円弧で構成しなおして、バージョン3.0としました。(さらに猫の観覧車を狙った微調整をして3.1に。)

ここで「猫の箸置き(4匹)」にも、この直線と円弧のものをフィードバックしたので、箸置きも同じくバージョン3.1です。

実は、さらに積み木として面白くなりそうな、改良のアイデアがあるのですが、デザインが固まってくればくるほど、変更調整が難しく(おっくうに)なります。いつやるかわかりませんが、もし上手いこといったら、4.0にバージョンアップするかもしれません。

糸鋸加工図面について

「猫の組み積み木」は糸鋸加工用の図面データ販売も(する予定です)。

糸鋸盤をお持ちで、組み木を楽しまれている方は、ぜひ自作してみてはいかがでしょうか。

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